あれやこれや資格勉強していたものでしばらく空いてしまいましたが、
珍しく勉強していたんですよ。
おかげさまで化粧品検定特級コスメコンシェルジュおよび、
健康管理士一般指導員、健康管理能力検定1級取得と相成りました。
今後、内容に箔がつけば幸甚でございます。
その間、肌も放置していたわけではございません。
なかなかハードなクレーター治療を並行しておりました。
よりによって、よしときゃいいのに、紫外線の強い夏から秋にかけて。
具体的には
夏:セルフTCAクロス
秋:花房式クレーター治療(炭酸ガスレーザー+サブシジョン)
と、畳みかけました。
それにしても令和も早5年。
ようやくここにきて改善が望める治療を効率よく選べる時代になり、
感無量であります。
てなわけで、そんな様子をレポートしてまいります。
まずTCA夏の陣から。
TCA70%塗布→麻酔クリーム→ダーマスタンプ2.5mm
この0mm(収納状態)~3.0mm無段階ダーマスタンプは実に便利。
本気の治療も軽いメンテナンス時も対応でき、保管も楽。
白いフロストを経て赤黒くなった翌日の様子
ここで、瘢痕組織破壊により発生しうる活性酸素の中和のため
メガハイドレート(フラナガン水素)耳かき1杯水溶液を塗布。
続いて再構築のターンです。
凹んで硬くなった真皮の復元を目指します。
さて、TCAの役目はあくまで瘢痕組織の破壊。
再構築となれば成長因子や各種ビタミンや材料のアミノ酸等が必須なわけですが、
ここでも大きく個人差が影響することを思い知らされました。
修復力の高いつよつよ成長因子を作れる体質であれば、
いくら重症ニキビができても結果的にクレーターにはならずに収束するんだよなと。
成長因子の神は私には微笑まなかった。
ずっと般若面を向けられていた。
それでさえ、正常な真皮組織までぶっ壊す荒くれ白血球、
とどめのヘッポコ滲出液(成長因子)じゃ
全頬クレーター祭りにもなりますって。
壊すだけ壊しといてロクに立て直せないんですから。
そんな肌ガチャハズレを引いてしまった場合は、
成長因子のセカンドパートナーに頼るしかないわけです。
それがアーメッド博士厳選
真皮専門部隊AQSkinSolutionsリカバリーセラム
いわば生ものなので、冷蔵庫保存で3日ほどで使い切ります
そう。自前がポンコツなら、エリートを召喚すればいい。
米国細胞バンク登録の新生児線維芽細胞を、細胞単位・性質ごとにソート。
そいつを目的に合わせて構成したのち活性化したってんですから、
サラブレッドかエリートかイチハチジュウノモークモクですよ。
そんなサラブレッドエリートが干からびてしまわぬよう
塗布後はラップでしっかり湿潤環境を保ちます。
できればエレクトロポレーションで現場まで届きやすい環境も整えます。
とは言い条、リカバリーセラムに修復丸投げも酷なので内側からも支援を。
肌の材料、プロテインをバッキバキにキメ、
ニキビ体質要注意の乳糖を取り除いたリーズナブルなWPIホエイプロテイン
プロテインがしっかり消化吸収され、利用される状態にするため
胃液系酵素のペプシンを同時にお見舞い。
プロテイン摂取後に限っては、普段の消化酵素じゃなくこいつなんです。
思い返せば、これまでさんざん家族を苦しめてしまった
消化不十分ゆえの破壊力MAX毒ガス。
これがほぼ制圧され、気づけばクレームもなくなった。
紆余曲折を経てようやく見つけたプロテインの相棒。
それがペプシンさんなのであります。
いささか尾籠な話になりましたので、話を3週間後にタイムスリップし
有耶無耶にしてしまいましょう。
経過写真です。
<セルフTCA3週間後/自然光ノーメイク>
<比較用約3年前>
前回セルフTCAダウンタイム開け頃と思われます。
医師免許もない素人がここまで穴を埋められたのは
TCAクロスとAQskinsolutionsの湿潤療法のポテンシャルだと思っております。
さて、今更ですが、なぜ私は悪化のリスクを抱え
実際に失敗してまでも執拗にセルフTCAを繰り返すのか。
クレーター治療で有名な花房先生も
Youtubeで「言語道断」と解説されているというのに。
それにはのっぴきならない理由があるのです。
20余年に渡る私のクレーター治療にルーツがあります。
クリスタルピーリング、クールタッチレーザー、YAGレーザー、切除縫合、
TCA(トリクロロ酢酸)、フラクショナルじゃないCO2レーザー、
ブリッジセラピーアンコア、エコツー、等々…
それはもう、ただただ貯金が溶けていくのみでした。
頂き女子で資金調達しようにも、全おぢが全速力で逃げる肌ゆえ無理ゲーです。
結局、新車レクサスが納車できたであろう散財。
あれだけやって私が変化を実感できたのは
・CO2レーザー
・TCA(トリクロロ酢酸)ピーリング
この2つくらいのものだったわけです。
しかしCO2レーザーなど自宅で出来るわけがない。
すると残るはTCAのみ。
ということです。
でも、こんなリスキーなもの普通セルフでやるもんじゃありませんよ。
私がどうかしてるんですからね。
失敗し悪化しても、それを受け入れる覚悟ができてしまうくらいの目に
遭ってきたということでもあります。
とか無敵の人を気取るそばからなんですが、
人間の欲望ってやつぁホント青天井だなと思うんですよ。
ここまでマシになったからこそ見えてきてしまった。
セルフTCAクレーター修復度の限界が。
どうしても乗り越えられない壁が立ちはだかる。
そんな思いで胸がいっぱい、もう毎晩夜しか眠れない。
TCAで瘢痕組織は破壊できているとは言え、たぶん壊し切れてはいない。
破壊の精度が上がれば、次フェーズ再構築の成果も上がるんじゃないか?
きっとそうだ。今までの方法を繰り返していてもこの壁が崩れることはない!
突破口を見つけるんだ!現状打破だ!
その現状打破の可能性を秘めた手段とは。
薄々気付いてはおりました。
とっくにご存じなんだろ?
そう、約10年前ブログにも書いたサブシジョン。
頑固な凹みの黒幕、肌と垂直に下向きに引っ張る繊維の束を横方向から断ち切る手法。
これまで、TCA後の瘢痕組織破壊アシスト役はダーマスタンプでした。
そいつは真皮の深さ2mmを超える深さで鋭く縦方向につんざく。
当初は、天才的なニードル様と思っていた。
実際、役目は十分に果たしてくれたし今後もメンテナンスで活躍する予定。
そこからさらに、プロの手によるサブシジョンで
クレーター治療の次の扉をノックしよう。
もっと素晴らしいはずの肌を探して。
ということでクレーター治療の終わりなき旅、
次回は、花房式クレーター治療(炭酸ガスレーザー+サブシジョン)です。
コメント
コメント失礼致します。
いつも拝見しています。素晴らしい改善だと思います。
質問なのですが、普段のケアの美顔器のイオン導入用の化粧水?ゲル?はなにをお使いでしょうか?
もしよろしければ教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
ゴリラさん
コメントありがとうございます。
かつてはビタミンC誘導体のイオン導入をやっとりましたが、ここ10年はエレクトロポレーションですね。
モノはAQスキンソリューションズのアクティブセラムです。
滑りが悪くなったら適宜エビアンなど水スプレーて応戦します。
ありがとうございます。
そうでしたか、なかなかお値段張るので躊躇してしまいますけどはみんこさんの改善具合を見ると効果高いんでしょうね。
参考になりました、これからも応援してます。
ありがとうございます!
ゴリラさん
Xを見ると、今では施術後の自主的なハイドロコロイドによる湿潤療法は定番となったようです。
私は、レーザー後ガーゼでカピカピ時代による改善率の低さを疑問に思い湿潤療法に辿り着き、大幅に改善率アップ。
しかし、どうも壁を越えられない感があり、湿潤療法による自前の成長因子がヘボいのかもと思い至り、AQシリーズに辿り着き、次のフェーズに行けた経緯があります。
標準の湿潤療法でもう一歩と感じる人には、ぜひ選択肢に入れてほしいという思いです。
はみんこさん、いつもSNS等拝見させていただいております。
私も現在、TCAクロス法で治療しているのですが、7回ほど繰り返すと、小さいボックス型のクレーターが9割型治りました。しかし、やや患部の質感が火傷跡っぽく(肌色というよりは白色?)のような感じになりました。クレーターは傷跡なので、傷跡の質感が正常な肌と同じではないというのは当然かもしれませんが、治療前のクレーターとも質感が違うような…?
医師に相談しましたが、クレーターは傷跡なので、TCAで浅くなった結果、瘢痕底が皮膚表面に持ち上がってきた可能性もあるし、TCAで新たにできた傷跡かもしれないとも言われました。
思えば、治療前のクレーターにも白くなっているもの(白色瘢痕?)もあれは、肌色と同じような色のクレーターもあった気がします。
はみんこさんは、TCAで質感の変化(瘢痕化?)や患部が凸するなどはありませんでしたか?
また、表現が難しいのですが、はみんこさんのクレーター部分は正常な肌色に馴染んでいますか?
ミセスクレーターさん
いつもご覧いただき、またコメントありがとうございます。
クレーターは改善しても周囲の皮膚との質感は変わってしまう、というのは
クレーター治療に特化した先生方もおっしゃっていますね。
なので質感をはじめ、ファンデでどうにでもなる色味も私はあまり気にしていません。
デカ皿クレーター部分はしこりっぽく凸様になっている部分はあり、
切除縫合も含め検討中です。
はみんこさん、ご返信ありがとうございます!やはり強力な治療を行うと表皮に何らかの合併症が生じますよね。医師にも凹みに関しては、ある程度のリスクを許容しないと変わらないと言われたので、仕方ないのかもしれません。はみんこさんは、TCAを繰り返した凹みの部分には毛穴はありますか?私の場合は、TCAを行ったクレーターをよーく観察してると、毛穴があるクレーターとないものがあります。後者はTCAで瘢痕化したのだと医師には言われました。質感が違う、火傷跡のような肌です。
ミセスクレーターさん
そうですね。
スキンケアで解消する悩みとは次元が違って、真皮をほじくり返すような治療ですから何かしら起きることも
完全に元通りにはならないことも覚悟しておかないといけないのかなと思います。
大昔TCAクロスをやりすぎたところに毛穴はありません。
個人的には、平坦に戻れるのなら元クレーター箇所に毛穴が復活しないことは余裕で受け入れられるので気にしていません。
質問失礼します!
自己責任の元TCAクロスを始めようとおもうのですが、はみんこさんはトリクロロ酢酸どこで購入していますか??
クレーターマスクニキさん
コメントありがとうございます。
なにせ大昔海外から取り寄せたので、既にそこはなくなってまして。
ただ、たまにマッサージピールを買っているショップで扱っているようです。
私はそのTCAは使ったことないのでご参考まで。
https://www.estecosmetics.shop/smartphone/index.html
コメント失礼します。
自己責任のもと、セルフのTCAクロスを始めようと情報を漁っていたところ、はみんこさんのブログに辿り着き、素晴らしい改善に衝撃を受けました。湿潤療法と呼ばれる治療法も初めて知ることができました。有益な情報をありがとうございます。よろしければ、TCAクロス+ダーマローラー(ダーマペン)+湿潤療法を自宅で行う場合の手順をご教授願いたいです。
おおまかな手順としては、①TCAクロスをピンポイントに塗布→②数分後?洗顔(酸性液を落とす)することなく重ねて麻酔クリームを塗布→③ダーマローラーの使用で間違いないでしょうか?
また施術後の湿潤療法の方法としては、施術直後に成長因子を塗ったあと直ぐに(瘡蓋の形成を待つことなく)キズパワーパッド等を貼付してもいいでしょうか?
ばろんさん
コメントありがとうございます。
私の大まかな手順としては①~③ですね。
湿潤療法は「消毒しない+乾燥させない」であり、
キズパワーパッドなどのハイドロコロイド剤を使うことが必須ではないです。
成長因子塗布後はハイドロコロイド剤の粘着剤の意味がないので
大きめにカットしたラップを使っています。